詩人の、谷川俊太郎さんの朗読&講演会(お話会)を近所でやっていたのですが、抽選方式だったので「無理だろう」とめんどうがって、申し込みませんでした。
ところが、今朝申し込みしていた友人から「行く?キャンセルのチケットあるよ~」って。
ラッキーですね~。
82歳(オドロキ(*_*)見えないよ~、あのまんま!)の谷川さん、Tシャツ姿でふらっと自然体。
ほとんどを会場の方との質疑応答で進めた。柔軟な人です。
そこに集う人たちとすぐ打ち解けてコミュニケーションとれるなんて、すごいライブ感です。ジャズですね。
楽しく、面白く、なによりも、やっぱり天才は努力で作られる、と思いました。
生きるために詩を書いてきた人なんだとわかりました。
集ってきてる人たちが、みんなオープンで気取りがなくて正直で素直で、そこが面白く、彼を好きな人は、みんな子どもみたいな人なんだなぁ、きっと。
谷川さん「年齢というのは、よく右肩上がりとか、右肩下がり、とか表すかもしれないけれど
ぼくには、木の年輪みたいなイメージがあるんです。
生まれて、10年15年25年・・・一番小さな年輪が子どもで、一番外側が現在。誰もが、小さな子どもを自分の中に持ってるんです。」
谷川さんの若さの秘密がわかったような気がしました。
脳梗塞で倒れた人が、質問者しました。たどたどしく、でも堂々と谷川さんに語りかける。「脳梗塞で言葉を失いましたが、リハビリで、谷川先生の意味のない詩にとっても励まされました!」。
谷川さん大笑いの大喜び「かっぱかっぱらった、とかね!滑舌の練習になるよね。そう!意味のない詩ね!」なんだかその方の回復中の素直な喜びが言葉と声に表れていて、それを喜ぶ谷川さんとの一瞬の大きなふれあい共振を感じて
愛だな~愛!と思ったのでした。
「意味のない詩」という言葉が、谷川さんにとっては今日一番の褒め言葉だったかのように感じられました。
82歳の谷川さんの現在の夢は?という質問には
「94歳で亡くなった父のように、元気に死ぬこと!」と言ってました。
ピン・シャン・コロリの代表のようなお父様だったようです。
これを聞いた夫(院長)曰く、「しんそうは、予防医学、そのような生き方、言い換えれば死に方をする為に、しんそうはある!」と谷川さん以上に、力説していました。
皆さんも、是非「転ばぬ先の杖」としてしんそうをお役立てください。